校内研修

平成27年度 校内研修テーマ

共にび合い 確かな学力を身につけていく児童の育成

~ 各教科における言語活動の充実を通して ~

1)はじめに

(1)主題設定理由

国頭村では、「学びの共同体」の理念による「すべての子どもたちの学びの保障を目指して」をテーマとして、授業経営に取り組んでいる。本校でもそのテーマを受け、平成24年度より「学び合う授業」を中核に捉え、授業の工夫・改善に取り組んできた。

これまでの年次計画として、1年次(H24年度)は教師が子どもたちと目線を合わせてしっかり話を聴く(教師が変わる)、2年次(H25年度)は「わからない」「教えて」と言え、主体的に依存できる子どもの育成(子どもが変わる)、3年次(H26年度)の昨年度は、どの子も、「わかりたい」「伝えたい」と意欲的に授業に参加し、「共に学びたい」と互いに高め合う気持ちを育てていくことをめざし取り組んできた。

昨年度実施した「児童の授業に関するアンケート」からは、友達の話を最後まで「きく」ことができる(99%)、「ペア学習」や「グループ学習」を行った方がいい(95%)、自分がわからない時に、友達に「わからない」「教えて」と主体的に依存できる(93%)という結果が出ており、児童の多くが他者と関わり、共に学び合いながら学習することができていると感じているようである。

その反面、「話す」「伝える」ことに苦手意識をもっている児童が多くいるという課題が見えてきた。本校の平成26年度全国学力・学習状況調査からも「記述式の問題の正答率が低い」「題意を捉えるのに時間がかかる」ことなど、思考力・判断力・表現力等といった「活用」に関する問題を中心に課題があることがわかった。

そこで、各教科で言語活動を充実させ、自分の考えを深めたり、自分の思いや考えを表現するための力をしっかりと身につけさせていくことができれば、「学びの共同体」で大切にしている「対話」(教材・対象との対話、他者との対話、自己との対話)をよりいっそう深めていくことができ、質の高い交流の中で、確かな学力を身につけさせていくことができるだろうと考え、本テーマを設定した。

(2)研究仮説

各教科で、言語活動を充実させていくことにより、児童がより深く学び合いながら、確かな学力を身につけていくことができるであろう。

2)協同的な学び合いとは

対話的コミュニケーションにより,他者と関わり合うことを通して新たな見方・考え方が形成されていくような学習活動を「協同的な学び合い」と考える。「協同的な学び合い」を成立させるために次の2点に留意する。

  1. 「教え合う関係」ではなく「学び合う関係」であること。「教え合う関係」とは,わかっている児童がわかっていない児童に一方的に教える関係であり,「学び合う関係」とは,わからない児童の問いから出発する学び合いであり,わからない児童とわからない児童の両方に恩恵をもたらす。
  2. 「話し合い」ではなく,「学び合い」であること。すでにわかっていることを発表し合うことで意見が飛び交う「話し合い」ではなく,一人一人が仲間のつぶやきや言葉に耳をすまし,思考し合う「学び合い」をつくる。

3)研究内容

(1)研究の方針

  1. 学校教育目標「すすんで学ぶ子」及び本年度の重点目標「自ら求めて学ぶ子」を、全職員で共通理解し目標達成のために研修テーマの実践にあたる。
  2. 校内研修テーマの実践と、学力向上の推進が連動して実践できるようにする。
  3. 全国学力状況調査、沖縄県到達度学習調査等、村標準学力検査等の結果の分析・考察を実施し、該当学年における課題を焦点化し、日々の授業に活かす。
  4. 同僚性と授業の質を高めるために授業参観者は、必ずアドバイスや授業における気づきを伝える(話す)ようにする。
  5. 授業研究会は、経年研修該当以外の教師は、授業デザインシートを活用し、すべての教師が年に1回以上実施する。